美容院の予約取るのめんどくさいし、自分で染めちゃおう!
皆さん、そんな経験はあるのではないでしょうか?
美容院でカラーリングしてもらうとなると、予約しないと行けなかったり、移動時間があったり、金額的に自分でやったほうが安かったり‥と色んな理由がありますよね?
しかし、そんなあなたも、何かの行事、イベントや、好きな人とのデート前等、たまには美容院で綺麗にカラーしてもらおう!と思って美容院で、カラーをしてもらったことがあると思います。
そして、カラーの色をどうするか、美容師さんと相談して決めると思います。どんな色にしようか、ワクワクしながら色を選んでる時に、「普段は自分でカラーをしています」と伝えると、「ご希望の色にはなりにくいかもしれません」と言われたことがあるのではないでしょうか?
何故、自分でカラーをしていると、「希望の色になりにくい」と言われるのか?
この記事は、そのような疑問に答えます。
この記事を書いている僕は8年間美容師をやってきて、月に170人以上サロンワークで、お客さんの悩みを聞いてその悩みを解決するためにいろんなことを提案して解決してきました。
まず、セルフカラーがダメな理由を3つのポイントに絞って説明します。
- 色ムラ、ダメージムラができる
- カラーの色を変えたり、明るくすることが難しくなる
- 髪の毛へのダメージが大きい
1.色ムラ、ダメージムラができる
自分では均一にはできない。美容師でも完璧にするのは困難。
カラーをするにあたり、それぞれポイントがあります。
それは薬の選定、塗布料、塗布のスピード、放置時間です。
薬の選定‥希望の色の染め粉
塗布料‥薬をつける量
塗布スピード‥薬をつける速さ
放置時間‥薬をつけた後の放置する時間
これらのポイントを髪質に合わせて変えていかないといけないので、それだけでも大変ですし、自分でやると塗布の量が均一にできません。仮にできたとしても、時間がかかるので、最初に薬をつけたところと、最後に薬をつけたところでは仕上がりの色が均一になりません。色のムラができると言うことは、ダメージのムラもできます。ダメージのムラとは、土台がムラになっている状態です。土台がガタガタのお家が綺麗な家に仕上がらないですよね?髪の毛も同じで、ダメージがムラになり、土台が整っていないと、いい仕上がりにはなりません。
2.カラーの色を変えたり、明るくすることが難しくなる
主に、自分でカラーした色が髪の毛の中に残留しすぎていることで起こります。
残留とは、カラーの色が髪の毛の中に残っていることです。
残留しすぎると次にカラーの色を変える時に、邪魔をして、綺麗な色がでません。希望の色によってはブリーチ材などで残留した色を取り除く作業が必要です。
黒染めなどで自分でカラーした方も、明るくするにはブリーチ材で残留した色を取り除く作業が必要になります。さらに、前回暗めの色であればあるほど、前回暗くしてからの期間が短ければ短いほど残留した色を取り除くのが難しくなります。できなくはないですが、髪の毛の負担もそれだけ増えます。
3.髪の毛へのダメージが大きい
市販のカラー材は、基本的に誰にでも染めることができるように、ある程度パワーが強い薬剤で作られています。美容室では髪の毛のダメージに合わせて、根元、中間、毛先など、薬剤のパワーを強くしたり、弱くしたりなどの細かい調整をしていますので、ダメージを最小限に抑えています。調整は自分ではできないですよね?
セルフカラーにより暗くしすぎたことで、希望の色にするために何度もブリーチ材を使ったりすると、髪がどんどん痛んでいきます。間違ってもブリーチは自分ではやらない方がいいです。ムラ修正がほとんどの場合、1回では難しいです。
→黒髪と暗髪の違いと、それぞれのメリットとデメリットも参考にしてください。